夜明け前のジョギングでぞくぞくするのは何故か
ジョギングをしている。
早朝もしくは夜間にするが、早朝の場合は、夜間には無い何かぞくぞくさせるものがあるように思う。
そんな訳で今回は、何が私にぞくぞく感を与えているのかを考えながら、ジョギングをしてみた。
早朝の場合は、5時前に家を出る。
スタート地点である明け方5時前の敦賀病院
さすがに11月とあって、5時前は通りが真っ暗。
いきなりぞくぞくする。何かがあるに違いない。
昼間見かけると何でもないが、この時間帯には特別な何かがある。
夜中ではなく、明け方という点だけで、何がこんなにぞくぞくさせるのだろう。
この時、タクシーの運転手の声が大きく聞こえていた。
土曜の明け方、喧嘩でなければ良いのだが…。
暗闇から浮かび上がる、回収場所に出された資源ごみ。
少しぞくぞくする。
こういった所に何かヒントがあるような気がする。
先ほどの交差点から200メートル程進み、左折し、細い通りに入る。
鳥もまだ鳴いていない静かな通り。
橋の上から海を眺めた様子。夜明け前とはいえ、暗い海は怖く感じる。
でも、ぞくぞくはしない気がする。
松原は、散歩・ジョギングコースとして人気があり、早朝でも数人の方がおられる。
ほんの12時間前までは子供たちで賑わっていたと思うと、少しぞくぞくする。
何故か、昼間は気付かない所にまで目が行ってしまう。
でも、なぜだろう。これにはあまりぞくぞくしない。
そういえば、さっき見たバス亭にも全くぞくぞくしなかった。
松原を抜けた所。ここが一応折り返し地点。煌々と灯る自動販売機の灯り。
白い街灯。スポットライトのような、ごく一部分だけが照らされた様子がぞくぞくさせる。
散歩やジョギングをされる方の姿がちらほら見えてきます。
何故だろう。ぞくぞくする。
そのお店の横にある公衆電話
公衆電話には、特にぞくぞくさせる何かがある気がする。
人知れず、夜明けをじっと待つ切り株
昼間と違い、水たまりも見えにくいのですが、こういった水の照り返しもぞくぞくするポイントだろうか。
切り株三兄弟
人知れずいる感じがいじらしい。
昼間は何とも思わない、樹木に付けられたタグもこの時間では怪しげに見える。
ここまで明るくなってしまうと、ぞくぞくする何かが次第に消えていきます。
朝になっても灯っている街灯も、ぞくぞくさせている気がする。
6時を過ぎて、完全に朝になりました。
帰ります。
タクシーは居なくなっていました。
何事も無かったようで良かったです。
〜まとめ〜
明け方にジョギングした時に感じるぞくぞく感は一体どこから来るのか。
考えてみた結果、一部分だけを照らす灯りと、緑色にあるのでは無いかという事になりました。
そして、皆が寝静まった時間帯に目にする、人々の生活を感じさせるゴミの存在。
舞台のスポットライトのように照らし出された空間が、そこに注意を集中させ、普段は見落としていた何かが見える。
次第に空が明るくなっていく、夜明けの雰囲気。
単純と言えばそれまでですが、そういう事だったのだな、と思います。
私は当初、黄色や橙色の街灯がポイントかと思っていたのですが、緑色の公衆電話や灯りに照らされた樹木等
緑色が特にポイントが高かったのは意外でした。
夜間や早朝のジョギングは、クルマから大変見えずらいので、こういった反射材か、出来れば小型のライトを持った方が良いですね。
人の生活を感じさせる存在であり、尚且つスポットライト的な明るさを持ち、更に緑色という3つのぞくぞくポイントを持つ、
ぞくぞく界のキングである事が分かった夜明け前の公衆電話