かもしれないブログ

月一更新です。

天命を知る。

引き続き、小林秀雄の本を読む。

思えば、自分の本の読み方、選び方は

まず内田樹という人の本から始まって、そこから派生させて読んできた。

ゲーテの本も、太宰治の本もそうだった。

自分は以前、本ばかり読んでないで、実際に行動してみたらどうだ

と言われて、

実際に行動してみて、

それで得たお金というものをどう使ったかと言うと、

当然のように本を買い、読み、それまで以上に本を読む生活になった。

本ばかり読んでないで、と言われた頃よりも増して本を読むようになった

というのは面白い事だと思う。

天命、天職という言葉がある。

天命を知るという言葉がある。

この言葉の重心は、実は「知る」という部分にあるという事が書かれていた。

知って行ったら、それがすなわち天につながっていた、

という事らしい。

どんな考え方も、

どんな学問も、

結局、実生活から離れてしまっては何にもならないんだ、

という事を考える。

実際に、生きて、食べて、雨を凌いで。

行動するように考え、考えるように行動する。

今の自分には、結局何が出来るのか

どこで何が出来るのか、まだ分からないから、とりあえず

今ある事、今やる事をやっていくしかないんだ。

いつの時間もそうであったように、今のこの時間は戻ってはこない。

だから、今ある事に専念する。

年をとってからの同窓会、

そこでは皆昔の年齢に戻るらしいけども、結局、

大人の中にも、子供や学生、青年は生きているのだなあと思った。