主観と客観
世の中には、「客観」というものはなく、
すべて「主観」なのだ、と
鈴木大拙の本で読んだ。
人間の数だけ「主観」があり、その為に争いが絶えない、
というような文章だったように思う。
一つの出来事でも、どの角度から、どの立場から見るかによって
全く違ったものになる。
いま、原発でいろいろ騒がれているが、
原発を悪者にして、
原発が立地する自治体を悪者にして、
それでは何も進まないんじゃないだろうか。
必要な事は、
いま、この現状を認識する事であり、
これまでの事は、一旦白紙にして考えるべきなのだ。
原発立地に誇りをもつのはいいけれども、
それとこれとは別なんじゃないだろうか。
↓
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/surprise/20110819-OYT8T00215.htm
それはこれまでの事であり、これからどうするか、という事が
大事なのじゃなかろうか。
誇りを持つのは勝手だが、
それよりも優先するものが、世の中には存在する、
と
僕は考える。