かもしれないブログ

月一更新です。

規模は小さい方が良いのかもしれない。

色々見ていて思ったのは、

小さいお店の方が安定しているなぁという事だった。

規模が小さいと、ゼロと最大の差が小さいから

日々の変動が小さくて、どの辺りが上限か

が見えているから

一人一人の要望にきっちり応えていけるような気がした。

例えば、

座席数が6つとか8つとかの

すごく小さいお店。

それだと、最大で6人とか8人で

常に6人なり8人なりを

きっちり対応していける。

(飲食店なら、その規模でも裏方は戦場になるのだ)

これが、

座席数が20とかになると

お客さんが少ない時とそうでない時の差があって

それだけ色々とリスクを抱える事になるし、

忙しいと対応も疎かになりがちな気がした。

質より量をこなすなら

それも有かもしれないけれど

量を増やしていくと

必然的にミスする場面も増えて

それのフォローに割く時間も増えてしまう。

雑なものを10個作るよりも、きれいなものを2.3個作りたい。

僕は、無意識に量を増やそうとしがちだ。

まずは、質を意識する。

質を高める。

そうすると、一つ一つの反応に意味が出てくる。

何が良かったのか。何が良くなかったのか。

その意味を検証しようという気持ちが湧いてくる。

量を増やせば、質も高まる事もあるかもしれない。

でも、返ってくる反応に意味を見出せなければ、

次に活かせない。

一つの仕事を丁寧にしたい。

それでなくても、周りは急かすのだ。

拡大だ。拡大だ。と。

意識しておかないと、量の拡大の方へ流されてしまう。

質を高める。質を深める。

一つ一つの反応に意味を持たせる。

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何かを始める時は

いきなり

ばばーん!

と始めるよりも

まずは小さすぎるくらいの規模

から始める方が良いような気がした。

あと、

他の店が規模を拡大すると

すごく上手く行っているような気がしてしまう。

それで、

負けじと自分の所も拡大路線を取るとする。

そうすると、

それは二匹目のドジョウというか

もうそれは他がやっている事なのだから

後追いでスタートするとなると

何かアドバンテージが無いと相当厳しい。

そういう場合は、

無理に後追いせず、

小さい自分を、小さい規模を

逆にメリットと捉えて

小さいものを、きれいに回していくのも良いんじゃないかと思った。

規模が大きくなると、大きいものを稼働させていかないといかない。

規模が小さければ、小さいものをきれいに、回転数を上げていけば良いのだ。

大切なのは、

物語なのだと思った。

僕は、

ディスカウントよりも

暖簾に魅かれる。

暖簾には、物語があるからだ。

規模を大きくすると、その規模自体がリスクになる。

小さく、きれいに。

メリットとデメリットは表裏一体だ。

規模が小さいなら、

それをメリットと捉えたい。

小規模で上手くいったからといって、規模を拡大してもうまく行くか

というと話は別な気がした。

何が正解か、何が正しい選択か。

それは分からないけれど、

とにかく、自分は小さく。

小さいものを、きれいに回したいと思った。

大人数を相手にグルングルンと回すよりも

少人数を相手に、くるくると回していきたい。

小さく小さく。

他人が大きいことをやっていると

負けじと、自分も大きいことをやりたくなる。

それは、悪くはないと思う。

それを真似したからこそ、行ける場所もあるだろうし

出会える人もいるのだろう。

でも、

小さくたっていいんじゃないか。

小さいものを

きれいに使う。

そこに

何か、物語のようなものが生まれる気がした。

自分が思っているデメリット・不得手と言うのは

裏を返せば

メリットであり、得手なのだ。

自分に無いものねだりをしても

始まらない。

小さい店なら、その小ささこそが

武器になる。

それと同じことが、

今の自分にも当てはまるんじゃないかと思った。