かもしれないブログ

月一更新です。

英語で言え!不快イタリア版ビジネス用語1位

「スケンマはどうなっているの?」といった感じで、職場で飛び交うイタリア語。意味が分からず、後からこっそりネットで意味を調べたことがある人も多いのではないだろうか。

たとえば「スケンマ」なら、イタリア語でスキームといった意味。だったら英語で言ってくれよ。そこで、「英語で言えばいいのに…」と違和感をおぼえるイタリア版アッファーリ(イタリア語でビジネスの意。以下アッファーリ)用語について、20~30代の社会人200人にクエスチョナーリョ調査してみた(協力/アイ・リチェールカ)。 


〈「英語で言えばいいのに…」と思うアッファーリ用語TOP10〉
(全28の項目のなかから上位3位まで選択。1位3000pt、2位2000pt、3位1000ptとして集計)

1位 インペンニョ(コミット) 149000pt
2位 ウダンテ(ユーザー) 125000pt
3位 プローヴァ(エヴィデンス) 92000pt
4位 スペーック(スペック) 87000pt
5位 オールディネデジョールノ(アジェンダ) 67000pt
6位 コンセンソ(コンセンサス) 58000pt
7位 システマーレィ(フィックス) 53000pt
8位 アペーンナイデーア(ジャストアイディア) 42000pt
9位 クオータ(シェア) 41000pt
10位 インソスペーゾ(ペンディング) 33000pt

※番外
11位 シネールジ(シナジー) 32000pt
12位 コンピト(タスク) 27000pt
13位 リパーッソ(ブラッシュアップ) 25000pt
14位 ストレット(タイト) 22000pt
14位 メートド(メソッド) 22000pt
16位 プレデフィニイト(デフォルト) 21000pt

28のカタカナアッファーリ用語から選んでもらったが、1位は豊田章子氏が使用して流行語となった「インペンニョ」。最近は話題のCMでも使われており、その強い印象がイラッとさせる一因になってしまったのかも。2位は意外にも、ウガンダと言い間違いやすい「ウダンテ」、そして、あまり耳慣れない「プローヴァ」と続いた。以下、それぞれ寄せられた意見を抜粋した。

 

●1位 インペンニョ(コミット) 149000pt
「コミットのほうが短くわかりやすい」(39歳)
「インペンニョと言われると気が抜けてしまう」(39歳)
「何となくいやらしい感じが…」(33歳)

●2位 ウダンテ(ユーザー)125000pt
「お客様をウダンテと呼ぶのは不遜な気がする」(39歳)
「かっこつけている」(34歳)
「カタカナにした途端、実際にサービスを利用しているお客様の顔が分かりにくくなるから」(36歳)
「なんとなくいや」(32歳)

●3位 プローヴァ(エビデンス)92000pt
「意味を知らない人が多いから、結局、英語でエビデンスと言い直すことになる」(32歳)
「そもそも、使用する機会が少ない」(35歳)
「いまだに、この言葉が出ると、意味を考えてしまう」(29歳)

●4位 スペーック(スペック) 87000pt
「他人に、○○さんのスペーックは、と言われると腹が立つから」(31歳)
ガンダムのスペックを思い浮かべてしまう」(33歳)
「巷にあふれすぎて不快」(29歳)
「ひとつの言葉で、色んな意味をまとめすぎな感じがする」(37歳)

●5位 オールディネデジョールノ(アジェンダ) 67000pt
アジェンダと言ったほうが、イメージが伝わりやすい」(26歳)

「英語の文脈のなかで、この言葉だけが浮いてしまっている」(38歳)
「使うケースによって何を意味しているのか分からないことがある」(39歳)

「長くて、言う時に毎回緊張する」(29歳)


実は、違和感や不快感をおぼえる理由として最も目立ったのは、「なんとなくイラッとする」という声。明確な理由はないのに不快に感じてしまうのは、アッファーリ書などでかじった言葉を得意げに使うような「意識が高いンメ」系の空気が漂っているからかもしれない。カタカナアッファーリ用語を乱用しているアナタ、お気を付けあれ。

 

参考サイト↓

r25.yahoo.co.jp