かもしれないブログ

月一更新です。

道路と本と

今日は久しぶりに車ででかけた。

ここ最近、ずっと松江市から出ていなかったのだった。それだけで事足りるし、家でのんびりしたかったり、ゆっくり本を読みたかったからでもあるし、何よりお金を使わずにいたいという思いが強かった。特に貯金をしているわけではないけれど、何冊も本を買ってしまっていたので、これ以上使うのはどうなのだろう、と思っていたからだ。

でも、こっちに来てから基本一人である。

さみしくないと言えば嘘になる。 

近所のモスに足しげく通い、そこを自分のお気に入りスポットにしていても、やっぱり人と「会って」遊べないというのは結構つらいものがある。

それで、いきなり神戸に車で遊びに行ってみようと思い立った。のだけど、やっぱり神戸は遠い。日帰りは厳しい。で、姫路にした。

姫路だと中国道を通れば4時間で着くらしい。でも、それでも往復で八時間と考えるとやっぱりあれだなぁと、いま思った。

結局どうしたかというと、鳥取の美作で降りてUターンして引き返してきた。

それでも、往復で四時間半ほど。

遠すぎる。

そう言えば、大学を出た当初、友人がいまの僕と同じようなことを言っていた。

どうやってここから抜け出したのだろう。というか、抜け出せるのか!?とも思う。

それとも、それはそもそも認識の問題であって、ちょっと考え方を変えればたちまち解決してしまうようなことなのだろうか。

手の届かない高額商品を欲しい欲しいと思っていても、それが欲しくなくなった瞬間から途端に楽になれるように。

時間が余計にあると、余計なことを考えてしまって結局よろしくないし、こういう時は小説だとか本だとかを読んで過ごす。昔はそれすら思いつかなくて、どう解決したらいいのか分からなかったのだけど、それを思うといまはだいぶ楽だ。

それに、時間が過ぎれば状況が変わって悩みの種が消えてしまうこともままある。

これからのことが予測できずにあれこれ思ったりするけれど、でも実際はこれまで先のことがクリアに見通せたことは実は一度もない。変化は突然やってくる。だからできることと言えば、それに備えることくらい。どこにいても、それは変わらない。だから、今の自分はここで大丈夫なのだ。

いろいろなことが目まぐるしく変わっていって戸惑ったりもするけれど、そんな中にあっても変わらないものもあったりするので、それを大事にしておけば、あとは何とかうまい具合にいくんじゃないだろうか、と思う。