かもしれないブログ

月一更新です。

朝起きると。おじさんと合流

恐る恐る、そのクルマに近付く。

ナンバープレートを見る。

間違いない。このクルマだ…。

運転席に一人のおじさん。

どうやら、一人だけで来たようだ。

声をかけてみる。

「あのう、すみません。お願いしていた田中です。」

そうすると、おじさん。

クルマを出てきた。

「おーう、ねーちゃんか。どうや、じゃあ早速行こか。結構山ん中やからな、しっかり後を着いてきーや」

そういうと、クルマに乗ってしまった。

同居人と一緒にそのおじさんのクルマの後を追う。

コンビニから出て、山の中に入った。

どんどん山の中を進む。

ナビを見ると、そこには道は表示されていない。

「なるほど、これはナビでは来れないかもしれないな。」

同居人とそういう会話をしていると、小さな建物が見える。

前を走るクルマが停まった。

おじさんが中から出てきた。

「すまんね。ちょっと前に葬儀場が火事で焼けてな、あれや。」

そう言いながら、おじさんが指差した先には真っ黒になった建物があった。

おじさんと、私そして同居人の三人はその真っ黒な建物に向かった。

続く