朝起きると。起床
朝起きると、仲の良かったインコが息絶えていた。
同居人は笑っていたが、私は悲しかった。
その日私は偶然休日だった。インターネットでペット葬儀場を探した。
どうやら近くに一つあるらしく、そこに電話をかけると男性が出た。
「うちまで来れるか?」という問いに、
クルマにナビあるんで、多分行けると思います、と答えると、
「公表してる住所と実際の葬儀場は違うんや。山の中にあってな。ナビがあっても来れん所や。いつもはお客さんとコンビニで待ち合わせて合流してから、葬儀場へ向かうんや。○○の白いクルマに乗ってるから。来れるか?どうや?」
との返事。
とにかく亡くなったインコの事で悲しんでいた私は、その男性の言うとおりに行動する事にした。
昼過ぎ、同居人とクルマに乗り、待ち合わせ場所のコンビニへ向かった。
到着すると、そこには、男性の言っていた白いクルマがある。が…
同居人「あれ、あのクルマやけど。まさかな…」
見てみると、中には上下黒のジャージを着たおじさんが居た。
続く。