かもしれないブログ

月一更新です。

七月にやったこと。

七月に読んだ本。

漱石文明論集 (岩波文庫)

漱石文明論集 (岩波文庫)

共同幻想論 (角川文庫ソフィア)

共同幻想論 (角川文庫ソフィア)

漱石文明論集は、題名は難しい印象がありますが、

内容はとても読み易い。

漱石の学生時代の様子、明治の日本の様子が分かる。

共同幻想論は、最初の方はまだわかるのだけれど、

途中から難しくなる。

難しくなって着いていけなくなったので、まだ全部読めていない。

物事について、というよりも、

物事を考える際に、どういう風にそれを扱うか、

というような事が書かれていた。

後は、簿記の勉強。

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やはり思ったのは、持ち物ばかりが増えているなぁという事。

働いても働いても一向楽にならないのは、昔から一緒かもしれないけれど、

それでも、コンピューターや車が導入されて、生産性は向上しているはずなのに、

一向楽にならないのは何故か。

家に帰れば、洗濯機も掃除機も、食洗機も有る所には有って、

それで生活は楽になる筈なのに、一向そうならない。

結局、持ち物が増えすぎていて、しかもそれが高度化しているので

高い。

クルマに、パソコンに、エアコンに、携帯に、

持ち物がどんどん増えていっている。

どれだけ収入を多くしようとしても、

あるいは、どれだけ安いもので抑えようとしても、

持ち物の数が、必須アイテムがどんどん増えていって、

それを獲得するために、競争して、嫉妬して、張り合って、それで疲れる。

一つの機械に機能を集中させてみても、

機械がどんどんバージョンアップされていくので、今度はそれを追いかけないといけない。

だから、昔の人よりも便利な世の中に住んでいるように思うけれど、

実際は、必須アイテムの獲得とその更新に追い立てられて、

やれやれ、となってしまう。

この本は面白かった。

特に、後輩が成長して来た時に、自分の価値が無くなったように感じる時、

どのように考えるか、というような部分。

考え方。

中学生の時に読んでいた本。

道に迷った時の灯台のような存在。

トレパン先生と同い年になっていたのがショックだった。