かもしれないブログ

月一更新です。

秀才・組織・視点。

この前、内田樹さんの本、「武道的思考」を読みました。

いくつか、興味深いポイントがあり、その中のひとつが、

秀才を組織の中心に集め、意図的にその中心「だけ」を腐敗させ、組織全体を維持させるということでした。

ここで言われた秀才は、百点の答案を出す人の事で、

つまり、机上で強い人間なのだと思います。

なるほどなぁと思ったのですが、昨日、

職場で、「百点満点の返答ばかりしている」

と言われ、自分がもしかしたら・・・。

と思ってしまいました。


おおぉ・・・。まさか、自分がそちら側の人間だったとは・・・。


自分の言葉でしゃべれていない、挙動不審云々

いろいろ言われておるのです。

自分の言葉でしゃべると色々角が立ってしまい、エネルギーも使いますし、

それなら、言われたことやってた方が楽だよ、的な感じに流されてしまいます。

でも、これがすごい楽なんですよね・・・。

じゃあ、自分の言葉でしゃべろう、自分の意見を言うとどうなるか。

これは、自分にとってはかなり恐ろしいことで、

自分の意見を外に出すというのが、とてもあれです。

否定されたらどうしよう、とか逃げ道がなくなるんじゃないか、と。

逃げ道の確保として、自分の意見は言わずに黙って心の中で批判しとこう、と。

要は、バランスなのだと思うのですが。

その辺がすごく下手なのです。

周りに合わせる、周りとの意思疎通を図るというのが、すごく下手。

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口に出さずとも、思っていることは、ある程度態度にも表れているようで、

結局、意識を変える、みたいなことしかないのですが、むちゃくちゃ難しいし。

そもそも、意識って変えようと思って変わるもんなのだろうか。

変えようと思って、変わる範囲内は、それは変わっているうちに入るのだろうか。

ブレークスルーと向上心は違うというのが、これまた内田樹さんのブログでありましたが、


今の自分に必要なのは、ブレークスルーなのだと思います。

ただ、これって、やろうと思って、計画的にできるもんじゃないと思うし。

はぁ・・・。