かもしれないブログ

月一更新です。

ローカルな観光案内。

世の中には色んな地域に、色んな村おこし、町おこしがある。

十人十色、十町十色な感じだ。

観光が主力産業な町も、そうでない町も、町並みがきれいなだけで

気分が良くなる。

先日、県外の人と交流する機会があった。



「あなたの町はどんなものがあるの?」と聞かれた。

僕が住む福井県敦賀市は、観光・名物と言ったら何があるだろうか。

ソースかつ丼。日本三大松原の一つ、気比の松原

くらいしか思い当たらなかった。

そんなわけで、もう一度、自分の住む町を見つめ直し、

県外の人に魅力を伝えたいと思った。

しかし、普通に観光案内をするのは、そういう事を生業としている方にお任せし、

自分ならではの、どローカルな観光案内をするならどうなるだろうか。

という事でやってみた。



まず、敦賀市と言えば、これである。


分かりやすいように、横から撮ってみる。



これは何かと言うと、クルマを止める時の目印となる石。


地下にどれだけ埋まっているのか分からない。


もしかしたらすごく大きい岩の一部かもしれない。


日本には1億人の人がいるが、この石を目印として認識している人間は


おそらく僕しかいないであろう。


クルマを駐車するとこうなる。



これはネコの通り道。






さて!!

早速出発だ!



どローカルな観光案内という事で、

おそらくこの世で5人だけが知っているであろう

通学路を案内したい。

僕が中学校時代、近所の同級生5人で一緒に使っていた通学路である。

パッと見、分かりにくいが、

ここだ!



ここが秘密の通学路だ。



最初にカメラで撮ろうとした時は、入り口が狭く

もう閉じられてしまったかと思ったが、まだ通れるようだ。

安心した。


(当時からこの通学路は、僕を含めた5人しか使っていなかったのだが、現役の学生さんは使っているのだろうか)


ここを通るのは、実に15年ぶりだ。




そして、ここを通り抜けてみて思い出した。


その先には、松原神社があったのだ。




この鳥居をくぐって、

境内に入り、




抜ける!


ちょっと振り返り、境内の松を撮ってみた。



中学校時代から変わらずここに立っているのかと思うと、

感慨深いものがある。




そして、この先に僕たちが通った中学校があるのだ。



ついでに松原も案内しておこう。




気比の松原である。





いくら、どローカルとは言え、いや、どローカルだからこそ無視する事の出来ない観光名所だ。


ここは朝夕は絶好のジョギングポイントになる。


多少の雨風ならば、松が防いでくれるのだ。





松原の中には遊歩道が付いている。


気比の松原は、今でこそ爽やかな風と木漏れ日が心地よい場所となっているが、

戦前まではうっそうとした森のようだったらしい。

なんと、この松原、元寇を防いだことでも有名である。

何でも元寇が、海原から見た松原を人間だと見間違え、退散したらしいのだ。



そして、

造船所。

カッコイイ。




海岸線は、是非、自分の目で確かめてみてほしい。




と言いたいところだが、

あまりにきれいだったので、写真に収めてしまった。


松原の砂浜をきれいにとるには、砂浜の西の端から東へ向けて撮るのがベストなようである。


そう、


そして、この付近にはもう一つ、素晴らしい砂浜があるのだ。


そこへ向かう為、

海岸沿いを西へと進む。




トンネルを抜けると、

そこは





美浜町だった!!



美浜町は、敦賀市の隣町。


隣町の観光案内をするのも、あれなのだが、


素晴らしい所なので案内しておきたい。


その前にこの駐車場を見てもらいたい。


ここが夏には満車になるのだ。


景色を楽しみたいなら、駐車場が埋まる海開きの前が良いだろう。



おっ、

何やら、見かけない重機を見つけた。



なんと、夏の海開きに向けて、砂浜を整地している!!





夏の間だけ、砂浜が妙にきれいな感じになっていると思ったらこういう事だったのか!!





沢山写真を撮ってしまった。




こんなに平らな砂浜も珍しい。



足跡を残してしまった。





そして、




これだ。





夏への気合の入れ様。

何でも揃いそうだ。






イエローが、海と空のブルーとマッチしていて、最高に映える。


上のアンテナみたいな棒がカッコイイ。






普通に名所案内になってしまった。




敦賀市内へ戻って、ちょっと笙の川(敦賀市内を流れる最大河川)へ行ってみよう。



ここには橋がいくつか掛かっていて、


地元の住民は色で識別している。



上流から順に…


茶橋(三島橋)



青橋(中央橋)



白橋(来迎寺橋)




赤橋(三島橋)




緑橋(松原橋)




緑橋が一番下流にある。


海へと注ぐ笙の川



茶橋がメインとなる橋で、青がその次。

白は主に通学路となっており、

赤は海側のメイン。

そして、緑が通学路だ。


そして、



今回初めて見つけた観光スポット。



いや、観光スポットにするのも勿体ない所があった。


とってもいい花壇。


敦賀の人たちの郷土愛を感じる。


沢山写真を撮ってしまった。

鳥かごもあった。


何だか、とってもいい街だ。


夏の間、敦賀は関西圏からの海水浴客が大勢来られるのだが、


実は、街中にも色々と見どころは満載だ。


今回、このような案内をしようと思い、色々とまわったが、

思いもよらない発見があった。


皆さんの街にも、日頃見落としている名所があるかもしれない。


そんな隠れた名所があれば、是非紹介してもらいたい。





笙の川でよく見かける鳥。(昔からいたなぁ)