春雨。雨。
昨日は、雨が降りそうで降らなかった。
空から、ぽつぽつと数滴落ちてきた。
土曜の夜に、高校の同級生と再会した。
前に会った人とは別。
何年ぶりだっただろう。
最後に会ったのは、大学2年の頃だったので、
7年ぶりくらいだろうか。
最初、ふわあっとした空気みたいなのがあって、
もう既にその雰囲気とかから
あ、
と思った。
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その日は、今年初めに色々とお世話になった人とも会った。
街中だったので、軽い立ち話だったけど、
ありがとう
と伝えた。
あと、昨日はもうひとつ嬉しいことがあった。
嬉しいことって、オープンにしてしまうと
なにかがふわーっと抜けていく気がする。
それがどういうことなのかは分からないんだけど。
久しぶりに、北の方へクルマを走らせ、
山の中を通る国道を使った。
雨が振り出しそうな雰囲気と
山の雰囲気が溶け合って
何とも不思議な感じがした。
いくつか集落があった。
最近、気がついたのは
だいたいどんな小さな集落にも、お寺とか神社がある、ということ。
面白い。
神社と寺、
雰囲気、空気はやっぱり違っていて、
お寺の方が、なんとなく人に近い存在に思える。
町田宗鳳さんの本が、家にあったので読んだ。
ぼくの中にも、アンチコスモスというのがあると思った。
自分の中から湧き上がる、
なんというか、
言葉に出来ない気持ちみたいなもの。
アンチコスモスから、コスモスに戻る。
その繰り返しは、
火で熱して叩いては冷やす、
鍛冶職人の手法に
似ているなぁと思った。
それで、それを繰り返すことに何の意味があるのかはわからないけど、
そういう風になっているし、これからも多分そう。
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晩飯は、春雨だった。
春雨って、まさに はるさめ って名前がぴったりだと思う。
はるさめ以外にそれを正しく表現できる音って無い気がする。
そういうことを考えたいたら、
雨って
なんで
あめっていうのかなぁ
とか考えた。