もうすぐ11月。
気付いたら、もうすぐ11月だ。
まだ夏だと思っていたのに。
感覚的にはまだ夏っていう感じがする。
何かやりたいこと、これだ!っていうこと。
それを見つけられた人、見つけられる人って、それはそれで苦しいかもしれないけど、とてもラッキーなんだと思う。
今の自分には、特に、これがしたい!これで食って行きたいっていうものは無い気がする。
でも、趣味というか、それならあると思うんだ。
BACK TO THE FUTURE3で西部のガンマンが、
「未来ではクルマというモーター付きの馬車があるからみんなそれに乗る」というドクに向かって、
「じゃあ、誰も走ったり歩いたりしないのかね?」と言う場面があった。
で、ドクは
「いや、人は走るさ。楽しむために」と答えた。
それを聞いたガンマンは
「馬鹿じゃないのか。楽しむために走るだって?走って何が楽しいって言うんだい!ハハハ!」
と笑う。
でも、
結局人は車があっても、電車があっても、
走ることはやめなかったんだ。
楽しいから、とかそういう理由かどうかは分からないけど。
何か、変えたいから。何かを乗り越えたいから走るんだと思う。
市内で、もう70代くらいの人が松原をジョギングしているのをたまに見かける。
今年の市のマラソン大会は終わったけど、その人はまだ走っていた。
一人じゃなくて、付き添いの人もつれてだけど、
その付き添いの人だって、60は確実に超えてる。
ああいう人達は、一体何を見てきたんだろう。
何を見ているんだろう。
何を思うんだろう。
一年一年生きてみると、それまで気付かなかったこと、見えなかったことが見えてきたりする。
現実とか、社会の実情とか。そういうのを見て、幻滅することもある。
でも、その人達は、それでも生き続けたわけだ。
20代で、こういう感じだと、あの人達には世界がどう見えているのか。
あの人達は、生きて生きて、それよりもっと。
何かを見たいから、知りたいから。掴みたいから
走っているんだろうか。
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さっき、海沿いを走ってきた。
夕暮れで少し肌寒かったけど、
海と山と空が全部水色になっていて、きれいだった。
海には、少しだけもやがかかっていて、
街の光もぼやけて見えた。
道は、家に帰るクルマで一杯だった。