友人のイベントへ行って感じたこと。
イベントって言うか、つまりは漫才だった。
以前は、言葉の端々に棘があって、それが気になっていた。
でも、その棘はあまり感じられなくなっていた。
面白かった。
何よりも、考えさせられたことは、
一回一回、ネタが終わる度に、90度のお辞儀をしていたことだった。
深く、深く、長いお辞儀。
これは、見ているときにも少し感じていたかもしれないけど、
時間が経てば経つほど、それについて考えさせられた。
つまり、表現するってことは、こういう事なんじゃないか、と。
そのイベントは、チケットが一枚500円で、ボクは前売りで300円で買った。
そこに来てくれる、見に来てくれる人は、
言わば、そのお金と、時間とを割いて来ているわけだ。
他の用事があったとしても、そこを調整して来ているわけだ。
だから、それに対する彼らの精一杯のお辞儀だったのだと思う。
すごく良いものを、良い時間を提供してくれたと思った。
つまり、自分が自分がではなく、相手あっての、
自分だっていうことを感じさせてくれた。